sirocco : artists exhibition

スタイリスト、越水史子氏(cossy)のコーディネートによるアーティスト企画展、”sirocco”を開催いたしました。

  • 期間:2022年6月12日 〜 7月31 (土日祝祭日のみの開催)
  • 時間:11:00 〜 17:00
  • 場所:A COURTYARD

“sirocco”は、アフリカ、サハラ砂漠の嵐。地中海を北上し、熱と湿気をはらんだ嵐となり、イタリア、南フランスに吹き荒れる風のこと。現地ではやっかいな季節風として捉えられていますが、私たちは今回、あえてこの単語をタイトルといたしました。

西洋占星術などで風の時代と言われる現代、われわれはコロナ禍を通じ、ますます多様な価値観と生き方、それらがもたらす美意識の変様の中を生きています。A COURTYARDは、日本国内でも希少な景観を保持する海野宿の静寂に小さく佇んでいます。その静寂を楽しみに海野宿へおこしくださる皆さまへ、そよ風のような感動を喚起させる空気、”sirocco”を味わっていただけますよう、私たちは願っています。

今回の展示作品例

今回の展示では、以下の書道家、陶芸家、装飾具作家、3名の作品展示および販売をいたします。それぞれの才能が重なり合い、織りなす対位法が奏でる風、”sirocco”をご鑑賞いただければ幸いです。

海老原露巌 (Rogen Ebihara)

1961年、栃木県生まれ。書道家、墨アーティスト。4歳より書を始める。日本書道専門学校で学び、その後は独学で書の道を歩む。作品は、カナダ歴史博物館、在フランス日本大使館、大明寺(中国)、陝西省歴史博物館(中国)、在日イタリア大使館(東京)、ホテル雅叙園東京などに収蔵。国内外での展示・パフォーマンス多数。20年、強羅花壇(神奈川・箱根)にて作品展「海⽼原露巌の墨の世界」を開催。「書巌の会」主宰。

田村一 (Hajime Tamura)

1973年、秋田県生まれ。早稲田大学大学院修了後、東京で作家活動を開始。2002年に栃木県・益子町に拠点を移し制作。’11年より地元・秋田県で作陶に励みながら個展やグループ展で作品を発表している。

保坂剛志 (Takeshi Hosaka)

1988年、秋田市生まれ 。2009年 秋田公立美術工芸短期大学 工芸美術学科を卒業。その後、独学にて 染め、縫い、編みなど 手芸的な造形技法を探求。繊維からなる素材を用いて生物や無生物の質感をモチーフとした作品を制作している。毛皮をモチーフとしたストール、骨をモチーフとしたアクセサリー、付着生物をモチーフとした壁面作品など、モチーフの生態を基に、繊維素材の扱いを試行錯誤することで作品が生まれる。

コーディネーター:越水史子 (Fumiko Koshimizu, as known as cossy)

スタイリスト。TV、広告媒体を中心に活動中。最近はAbema TVや、アーティストの衣装制作などを漫願寺唐子のユニット名でも活動中。

A COURTYARD
A COURTYARD外観