モダニズム期初期の家具の輸出入、張り替えやアップサイクルのプロダクトを企画販売するPh.D. （フッド）が 光葉スチール株式会社とともに手がける新たなプロダクトライン objectシリーズ の展示受注会を開催いたします。
- 期間：2023年11月3日 〜 11月23日 （土日祝祭日のみの開催。平日ご来訪希望の場合は、下記までご連絡ください）
- 時間：12:00 〜 17:00
- 場所：A COURTYARD
- 連絡先：info@ph-d.jp
今回の展示では、モダニズム期周辺、ミニマルアートやポストモダン、コンセプチュアルアートが織りなした背景や文脈をもとに オブジェ要素を含んだ家具を光葉スチール株式会社の確かな技術を持って具現化しました。
意匠性を一切省いた形状は生産背景や素材が観者に接近し、それらの客体化と観者の物への主体化を果たします。
スツールは円錐形を分割した立体構造です。単体での使用はもちろん、複数の構成（増殖と反復）によっても、空間に端正な旋律をもたらします。それらは必然と美しさを纏って生活に彩りを与えくれることでしょう。
—multiple object
—thin flat object
Photography by Ph.D.
“multiply object”とそれらにより構成される直線、曲線の空間を、ぜひにご高覧くださいませ。
『アアルト』アフタートーク
この度の展示と同時期に、ギャラリー近隣の上田市の歴史的および文化的な財産のひとつでもある劇場「上田映劇」にて、フィンランドを代表する建築家・デザイナー、アルヴァ・アアルト(1898-1976年）のドキュメンタリーフィルム、『アアルト』（監督 ヴィルピ・スータリ VIRPI SUUTARI 2023年11月3日より）が上映されます。初回上映後には、今回”multiply object exhibition”を展開する、.Ph.D.（フッド） 代表、荒井健次氏も登壇、IDÉEディレクターの大島忠智氏、コンランショップ・ジャパン代表取締役社長の中原慎一郎氏と共にアフタートークイベントに登壇いたします。
『アアルト』アフタートーク概要
- 開催日：11月11日（土）
- 時 間：14時より上映（上映後トーク／16時45分頃終了予定）
- 会 場：上田映劇（長野県上田市中央2-12-30）
- スピーカー：大島忠智（IDÉEディレクター）、荒井健次（Ph.D.）、中原慎一郎（コンランショップ・ジャパン代表取締役社長）
- 聞き手：杉江宣洋（ハナコ編集長）
- 協 力：アルテック
Ph.D.（フッド）
長野県東御市に2016年に設立した物や社会の持続可能性にフォーカスしたデザインスタジオ。普遍的な価値の継承と創造をテーマにアルヴァアアルトのビンテージ家具のトップピースをはじめ、時代国境を超えるビンテージ家具の販売と修理、張替えをすると同時に、今の時代に適した創造の仕組みやアイデアを発信している。
自身が主催するアップサイクルブランド「oops」をはじめ様々な企業やクリエイターとの協業を得意とし、それらが抱える問題を可視化、時代の系譜を駆使したコンセプト、クリエイションにより好転させることを得意とする。そしてそれらの繋がりを駆使したイベント企画やコーディネート、オンラインまで携わることにより生産から販売までの一連の流れの構築も活動の範囲としている。
光葉スチール株式会社
1961年設立、長野県千曲市にてスチールロッカーのパイオニアとして堅実なものづくりで業界をリードし続ける。 社会の変化とお客さまのニーズに即した製品、およびサービスの提供を会社の理念としお客さまに望まれる製品づくりを続けている。
